アレックス

ギャスパー・ノエの映画「アレックス」観た。超面白かった。なんかよくわかんないけど超面白かった。わー!!

メメントと同じく、結末から始まって時間を遡っていく形式の映画。でも比較するとこっちはずっと徹底していて、お話だけじゃない、エンドロールの逆回しから始まって映画のタイトルで結末を迎える。

いやいや、違う、それはべつに大したことじゃない(いや、しかしあんな見てて楽しいエンドロール初めて…)。何が面白いって、だって見たことないカメラワークだったんだ。全編97分を通して、暗転が無く、一つのロングショットの体で構成している、時間軸は逆に進んでいくのに。正確に言えば暗転といえる瞬間はある、カメラは夜の闇や部屋の壁、照明の灯りなんかをつたって時間を飛び越える。時間だけじゃない、空間も平気で飛び越える、3階か4階のホテルの室内を映していると思ったら、そのまま窓から外に出て、地上の喧騒を映す。しかも大した間も置かず、ぐぐっと寄っていく。自由な、謂わば神様の視点なのに、画面はぶれぶれ、手取り風で、しかもこれでもかって対象に寄りまくる。遠景のショットの極端な少なさ。

なんて気ままな空飛ぶ覗き魔、自由な神様。ずっとっずっと見ていたかった。

物語の構成が緻密かといえば、べつにそんなことはない。冒頭で描かれる結末の事件の発端が劇的かといえば、全然そんなことない。だがしかしどうでもいい。

邦題は「アレックス」だけど、原題は「Irréversible」。「ひっくり返せない(不可逆、取り返しがつかない)」という意味なんだそう(ひどい邦題。興業とは…)。「未来に起こることは全て予め決定されている」といった運命的な価値観がチラリと描かれる。あぁ、そんなもんでいいんだ。作りを正当化するために大層な設定持ってきたメメントが馬鹿みたいだ。


明日から一泊二日出張。東北行ってきま。(温泉入れない週間きちゃったので寒い地方行くの全然楽しみじゃない…クソ……)

スピロヘータ

更新頻度のこの低下よ。2月ももう下旬なんですね。びっくり。仕事か寝るかサイトのデザイン書き換えるかしてた。コンテンツないけど、ないからこそ今のうち、と思って。


更新してなかった間に、映画を2本観た。

■メメント
知人の勧めで。知人っつっても恋人の職場の人で、私は一回会っただけなのでまだあまりよく知らないんだけれど。去年手紙のやりとりしてた人。奇しくもクリストファー・ノーラン監督続き。結論から言えば駄作だったと思う。冒頭で事件の発生を描いて、そこからその事件が起こるまでの過程を、シーンを小分けして、時間軸を遡るように順番を入れ替えて進める作りの映画だったんだけど、なんか結局その特殊な作りに引っ張られてしまっただけの映画のように思う。まず作りの発想があって、その作りを正当化するために大して面白くも無い「だからなんなのさ?」ってお話をくっつけたような。冒頭の逆回しの映像は綺麗だった。でもインターステラーよりひどい。

■静かなる決闘
クロサワ。三船と志村のコンビ大好き。三船が涙無しに泣き言をぶちまけるシーンとても良かった。ただ、映画としてはあまり面白くなく。出だしの設定は良かったと思うんだけど、女性登場人物の魅力が足りないのか、色恋事の展開があまり楽しめなかった。

ただ、今回思ったのだけれど、私、お話がつまんなくても展開が冗長でも、なんでもいい、クロサワ映画が好きだ。生命力に溢れているから。老いも若きも男も女も善人も悪人も幸せの絶頂にある時も絶望の底にいる時も、彼の映画の登場人物はみんな、いつもずっと機敏で、全力で、それが当たり前。無気力、倦怠、眠ってばかりの私を、自然な立ち居振る舞いで馬鹿にしてくれる。元気付けられる。何か始められる気分になる。


希望部署への異動は、なんか叶いそう。でも想像していたよりあまり楽しみじゃないな。仕事へのやる気が持てない、というか色々心躍りづらい。今日はこれからまた一本映画を観る。ギャスパー・ノエのアレックス。カルネもカノンも観たはずなのに、ほとんど思い出せない。でも面白かったと思う。赤色と肉屋と若い娘。

写真

気を抜いたからやられた

1月24日
リングにかけろ全巻読んだ。「順様順様」言ってた記憶しかない。萌えた。性的に。序盤と中盤以降で全然違う漫画だけど、序盤あってこそのラストになってて上手かった。やりたいことやりきったような。車田正美の様式美が徐々に出来上がっていく過程も見えて面白い。

1月25日
有楽町でインターステラー観る。各所で評判良かったのでだいぶ期待して観たんだけれど、観終ってみると手元に何も残らなかった。きっと、私がSF慣れしてないのもあるのだけれど。
物語のリアリティ、正しい描写について考える。インターステラーは宇宙についての科学的正確さについて、かなりしっかり考察した映画らしい。ワームホールの中の景色がどうなっている、とか。重力による時間や場所の歪み(6次元?)の生じ方、とか。
しかし宇宙における科学的正しさについて知見のないこちらとしては、例えばワームホールの中の景色が科学的に正しかったとしても、もっとサイケデリックでエキサイティングな景色・表現だったら良かったのに(それこそ『2001年宇宙の旅』みたいに。あの映画のワームホールの景色好き)とか、6次元を利用した物語展開も、その解釈は科学的に正しいのかもしれないけれど「なんてルール無用でご都合主義な展開なんだろう」とか。要は私が「馬鹿」な人間なんだもんだから、その科学的理屈がいくら本当に実際に正しかったとしても、実感としては「机上の空論」にしか捉えられず、物語を動かす論理や美学として認識できなかったという…。
じゃ、私が「馬鹿」じゃなかったら? したらば逆にこの「机上の空論」が無視されてたら、リアリティを削がれた映画として評価できなかったろうなぁと…。「正しいか正しくないか」の観点が入り込む余地の多い物語は、見る側への門戸の開き方がむずい。
で、インターステラーなんだけど、「科学」をとっぱらって観るとすれば、「馬鹿みたいなお決まりの家族愛」しか残らないように思えて、まぁ結局、私には映画として評価できない。

1月26日~31日
記憶なし。24日の代休取ったりもしたけど疲れて落ち込んでずっと寝てた。仕事については4月から異動の話がちらほら出始めて色々調整など。飲み会行って「やっぱつまんねーな」と思ったり。机のお花、ミモザ買う。

2月1日
恋人とよみうりランド行った。初めて。昼間は古くてだだっ広いだけの庶民的な遊園地だったのが、夜はアホみたいなイルミネーション・テーマパークと化した。あまりアトラクション乗らずほとんど散歩。あんぱんまんショー見たりとか。数年ぶりにジェットコースター乗ったら酔った。写真いっぱい撮った。

20150202-01

20150202-02

写真撮るの好きな人は行くといいと思う。私はヘタクソだから上手くやれんかった。一眼欲しい(素人筆を選びたい)。

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