11月がくれば
10月が終われば仕事が落ち着くかと思っていたら一向に落ち着く気配が無い。
頭が馬鹿になる。
先日購入した、ダリアが枯れた。
花屋が「枯れたダリアは花弁をもげば、もう少しの間楽しめる」と言っていたのでもいでみた。
悲しい裸、って思った。美しいけれども。
手紙
千葉で仕事。まだ帰路(トラブった)。
明後日は博多。今日と同じ仕事して翌日朝には飛行機乗って出勤する予定。
明日忘れずに媒体渡して払いだしてもらわなきゃ。
客先への往路で鳥の大群を見た。
百や二百じゃ足りないほどの。
先輩曰く「この辺の椋鳥は小さいから椋鳥ではないか」とのこと。
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知らない人に手紙を書こうとしている。
正確に言えば、恋人の職場の人で、私のいない間に家に来たりもしてるらしい。
本当に便り出すかどうかはわからないけれど、その人を想定して書くのは楽しい。
以下に書き出しだけ写す。
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○○ ○ 様
はじめまして。××といいます。
突然のお手紙を差し上げます非礼をお許しください。
名前も顔も知らない人間から便りが届くというのは、さぞ不気味に思われるでしょう。
でもそんなのってよくある話です。
大体、貴方だって名前も顔も知らない女の部屋を訪れたのです。
「冷蔵庫の中身は人を表す」といいますが、冷蔵庫に入れられている野菜の立場になって考えてみてほしい。
もしもニンジンが、じゃがいもと玉ねぎと豚肉と一緒に並んでいたら、そのニンジンはカレーか肉じゃがに使われるニンジンです。それ以上でもそれ以下でもなく、正体は完全に明らかです。
そりゃ、大根ならわかりませんが(やつは万能です)。残念ながら私は大根ほど淡白で間口の広い女ではありません。
人は物と違う、そうお考えになるかもしれません。しかし、一方的な使役というものはこの世に存在しません。人が物を消費する時、人は物に消費されます。時間だとか、感情だとか―――そうは思いませんか? 似たようなものです。閉じた空間に、私とともに収められた諸々の物々。それは私の時間。それは私の感情。
貴方は冷蔵庫の扉を開けたのです。
はじめまして。××といいます。××と書いて、△△と読みます。
私については、これだけでいい。
まいちゃんのことを書きます。
正確に言えば、「まいちゃん」の名前が本当に「まいちゃん」だったかどうか、私は忘れてしまいました。まりちゃんだったか。まみちゃんだったか。全然違う名前だったかも。それ以前に、私は「まいちゃん」を名前ではなく、あだ名で呼んでいた気がするのだけれど、どう呼んでいたのか、一向に思い出すことができません。しかしとにかく書かなくては始まらないので、「まいちゃん」としておきます。
………
……
…
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…至って真面目に書いたんだが、読み返すと不気味だ。
たぶん、冷蔵庫が良くない。
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知らない誰かに便りを出したい。
そういえば、私は知らない誰かからよく便りをもらう女学生だった。
あの頃、私に話しかけてくれた、知らないおじさん達、すれ違っただけの人達は、本当に、相手は誰でも良かったんだと思う。
誰でもいい匿名の誰かとして、便りを送り、返事が欲しい。
私の人生、すれ違うだけでいい。
私は女だけど、「何度でもすれ違おう」なんて女々しいと思うんだ正直なところ。
引き受けるか。引き受けないか。
寂しい。押し潰されそうだ。
浴槽より
色々滞っている。
本当は私何やりたいんだろ(決めてしまえばいい)。
SAIの試用版をダウンロードして、遊んでいる。
でもあまり上手くいかない。
でも次はあの機能でこうしたいなってのが思い付けるのは楽しい。便利。
しかし時間がない。
なんか悲しいことやりたくないことがたくさんある。
10月がつらい。仕事的な意味で。プレッシャーもひどい。
頑張れ。頑張れ。頑張れ。
嵐の夜
なにかいい感じのことを思いついては忘れていく。
昨日の夜は昔書いた詩を読んだ。
当時はつらかったけど、なんか楽しそうだった。
つらかった。つらい。
だいぶ調子が悪くて、でも机の上を汚すくらいで生活がそこまで荒んでいないのは、
恋人が飯作ってくれるからだ。
これは凄いことだ。
一昨日の夜は台風が来ていた。
部屋が揺れた。窓が綺麗だった。
母から送られてきた荷物にの奥に封筒が入ってた。
中には3万円あった。
馬鹿にするな、と思う。
馬鹿にするな。
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